ScalaのString(正確にはStringOps)にはstripMarginというメソッドがあります。これは、主に複数行文字列に使われる機能で、たとえば、
"""|class Hello { | |}""".stripMargin
のようにすると、
res0: String = class Hello { }
という文字列が得られ、行頭のスペースを除きたい場合に非常に便利な機能です。この機能、どうやらGroovyにもあるらしく、名前もまんまstripMarginです。さて、これ、GroovyがScalaのそれにインスパイアされたのか、それとも逆なのか調べていたところ、Groovyの過去のIssueにstripMargin()を追加するというものがあり、
[GROOVY-3349] Add stripMargin() to multi-line strings - ASF JIRA
どうやらScalaのstripMargin()が先のようです。他には、npmのstripmarginがありますが、これは、
A helper for strip string's margin like scala
なので、元がScalaということのようです。Kotlinにはメソッド名を微妙に変えた trimMargin
というメソッドがありますが、登場年代からしても、おそらくScalaの影響を受けたものでしょう。他にも類似メソッドがあるかもしれませんが、とりあえずこんなところで。