このエントリ読んでいるような人は既にとっくに知ってそうな気がしますが、ブログ更新再開の手始めとして、すぐ書ける話を持ってきました。
さて、つい先日、Scala 2.10.0 Milestone 1(以後、2.10.0 M1)がリリースされました。2.10.0 M1の新機能とかはとりあえず置いといて、このエントリでは、このM1リリースについて少し注意すべき点を書いておきたいと思います。
まず、強調しておきたいのは、このマイルストーンリリースは(少なくとも今回においては)、開発ブランチから取ってきた、ある時点でのスナップショットに近いものであって、普通のScalaユーザが実用用途で利用するためのものではないという点です。この点は、リンク先のニュースでも強調されていますが、念のため。
基本的には、いわゆるα版に近いものであって、主要ライブラリ/ツールチェインの開発者が、2.10.0をテストするため、あるいは、よく訓練されたScalaユーザが新機能を試すためのものだと考えるのが良いでしょう。
この辺りについては、scala-user MLのScala 2.10.0-M1 is out!スレッドにおける、Daniel Sobral氏の説明を読んでみるのがわかりやすいです。
