kmizuの日記

プログラミングや形式言語に関係のあることを書いたり書かなかったり。

日本Ruby会議2008の感想とか

地元ということもあり、0日目から2日目まで一応全日参加した。メモもろくに取っていなかったし、日本Ruby会議2008が終わってから既に数日たっているので、細かい部分はあまり覚えていないけど、一応書いておく。

0日目

0日目はあんまり興味ある発表が無かったので前夜祭のみ参加。飲食物は各自の持ち込みという記述を見て、何を持ち込んだものか迷ったのだが、何故か弁当を持ち込むという空気の読めないことをしてしまった。各自の持ち込みという時点で、皆で分けられるタイプの食べ物を選ぶべきという事に気づくべきだった。その後、shinhさんのゴルフコンペ講評とか聞きつつ、もくもくと弁当を食べるはめに。shinhさんが泊まる場所が無いということで、自宅に泊めることに。前夜祭終了後は、自宅に帰る前に、soutaroさんの車で、soutaroさんとshinhさんと自分の三人で牛久大仏を見に行ってきた。

1日目

この日は、主に午前中のJRubyとRubiniusの発表がお目当てだったが、Rubiniusの方は、期待通り面白い発表だった。Rubiniusすげえ。JRubyの方は、Swingのデモとかはいいから、もっと実装の突っ込んだ話を聞きたかった気もするけど、皆が皆そういう話を期待してるわけじゃないから、仕方ないか。ささださんの発表については、笹田研究室の紹介的なものが新鮮だった。笹田研究室自体の話自体はご本人に以前から話は聞いていたが、Atomic Rubyとか具体的なプロジェクトについては知らなかったので、その辺りが新鮮だった。あと、「RSpecによるRailsアプリケーションのBDD、事例報告」は淡々とした語り口がなんか面白かった。

懇親会では、なんとなく気後れしてしまって、あまり知らない人に声をかけることができなかったが、何人かの人に名刺を渡して挨拶してみた。あと、JRubyの実装に関して聞いてみたいことがあったので、英語がぜんぜんできないのに、意を決してJRubyのCharles Nutterさんに話しかけてみた。なんというか、聞きたいことは色々あるのに口から英語として言葉が出てこなくてもどかしかった。それでも、辛抱強く拙い英語(というかほとんど英語の体をなしてなかったが)の質問を聞いて、答えてくれたのはありがたかった。とりあえず、英語をもっとちゃんと話す/聴くことができるようにならねば、と思った。あと、shinhさんがもう1日滞在するということで、もう一泊自宅に泊めることに。

2日目

2日目は、田中哲さん(akrさん)の「Matzを説得する方法」が興味深かった。akrさんならではの、経験に裏打ちされた考察は、聞いていて非常に説得力があった。soutaroさんの「Rubyプログラムの型推論」は、mapのような多相的なメソッドが定義できないので〜という話がピンとこなかったが、帰り道でsoutaroさんから、k.inabaさんが書かれたGenerics > Template なところの話と同じ問題という説明を受けて、なるほどと納得した。あ、あと、soutaroさんも書いてるけど、MacRubyすげえ。