kmizuの日記

プログラミングや形式言語に関係のあることを書いたり書かなかったり。

心因性発熱という病気

 私をご存知の方は、ひょっとしたら心当たりがあるかもしれませんが、私は昔から、高いストレスがかかるときに、しばしば熱を出していました。知恵熱とかいうのではなく、実際に37.5℃~38.2℃くらいの熱が出ます。特に、社会人になってから、体調不良で会社お休みしたり、イベントに出られなくなったりといった事の、たぶん、半分近くがこれ起因ではないかと思います。ちなみに、元をたどると小学校の時からこのような症状があったので、たぶんに生まれつきなのでは、という気もしてます。

 で、この「よくわからないけど、熱だけが出る」というの、今まで「体質」という言葉で済ませていたのですが、昨日調べていたところ、「心因性発熱」という名前がついていたことを知りました。概要は以下のページにある通りで、私の症状もだいたいこんな感じです。

medicalnote.jp

 私のタイプは、記事にある急性型の方で、

特定のイベントに反応して高熱(40度近くになることもある)がでる場合があります。高熱が急に出るタイプの心因性発熱の場合、そのストレッサー(ストレスを与える要因)が明確で、 たとえば学校に登校した途端に高熱が出て、帰宅後はすぐ平熱になる場合があります。

 という感じです。これが厄介なところは

  • 解熱剤は効かない
  • ストレッサーから距離を取るとか、原因となるイベントから解放されると、速やかに回復する

 辺りでしょうか。当時は自覚していなかったのですが、思えば、そういう熱が出る時は、自分にプレッシャーがかかっている時期だったように思います(博士後期課程の追い込み時期に、お腹がほてって発熱してたのも、この亜種な気がします)。

 今朝も、仕事とは別の原因で、37.5℃くらいの熱が出ている状態でして(プライベート寄りの原因です)、他の症状がない辺りからすると、この心因性発熱っぽいです。ちなみに、「熱だけ」が出るとはいえ、通常の風邪のように倦怠感などの症状が生じるのがやっかいなところで、この状況下で仕事するのは事実辛みがあったりします。

 京都に帰ってきてからは、ストレスは貯まりにくくなっているものの、やはり急に高いレベルのストレスがかかった時に、熱が出るのは変わらないようでなんとも厄介なものです。これまで、この心因性発熱のせいで色々な方にご迷惑おかけしていたかと思うと、なおさら申し訳ないです。しかも、調べた限り、高い確率で睡眠障害もコンボで現れるようで、確かに、そのような時は前日寝られなかったりしたものです。    ともあれ、これまで「体質」と片付けていたものに、ラベルがついたことで、「心因性発熱を克服する」という方向性は見えたので、良い方向ではある気がします。病院で診療を受ける以外にも、自分で可能な訓練法もあるようですし。

 もちろん、ご迷惑をおかけしてきた方々(あるいは、今後も、時折、ご迷惑をおかけするかもしれない方々)に配慮して欲しい、という話ではなく、「体調不良」って言葉だけでなんとなくごまかすのは、自分にとっても「あれは体調不良だったんだ」って認識を植え付けてしまって、よくなかろうということで、こうして書き留めておくことにしたのでした。