kmizuの日記

プログラミングや形式言語に関係のあることを書いたり書かなかったり。

Scala Hack-a-thon #2

id:yuroyoroさん主催のScala Hack-a-thon第2回に参加してきました。前回は、話している人がほとんど居なくて、会話の大半がTwitter上で行われるという状態でしたが、今回も似たような感じで会場は終始静まり返っていました。皆、もうちょっと会話して意見交換とかしても良い気がするんですが、俺もあまり会話してなかったわけで、人の事は言えないですね。ちなみに、今回は17:00〜発表タイムがあって、Scala関係のことだけでなく、全く関係無い話(痛車の話とか)があって、ちょっと面白かったです。

で、俺は一体何をやっていたかというと、自作のPEGパターンマッチライブラリPEGEXをいじくってました。今までの実装は、PEGの構文木構文解析用マシンの命令に変換して、それを解釈・実行するという形だったのですが、これに加えてPEGの構文木をそのままたどって解釈・実行するインタプリタを実装して速度比較なんかをやっていました。一応、発表資料公開しておきますので、興味のある方はどうぞ(pegex.ppt,pegex.pdf)。

あと、KojoというScalaでタートルグラフィックスとか描いたりするための開発環境を試してみたりしてました。このKojoというソフト、ロゴがえらくやる気無さげですが、結構真面目に作ってあって、コマンドヒストリや簡単な入力補完、実行したコマンドのUNDO(たぶん、亀の動作にかかわるものだけ?)、オブジェクトのインスペクタなんかも備えていたりします。

あ、感想書いて無かったですね。会場が終始静かだったのはちょっと残念でしたが、PEGEXの開発もちょっと進んだし、色々な発表も聞けたし、結構楽しかったと思います。特に、(Scalaも使える)WebアプリケーションフレームワークPlayの紹介(by @k_nishijimaさんさん)や、id:yuroyoroさんによる開発中のSQLクエリビルダDSLの実装なんかは結構興味深かったです。implicit conversion使いまくっていると、かち合っちゃう問題は確かに起きそうだなーとか。

このイベントを企画・運営してくださったid:yuroyoroさん、会場を提供してくださったオラクルさん、発表者の皆さん、どうもありがとうございました。