kmizuの日記

プログラミングや形式言語に関係のあることを書いたり書かなかったり。

2022-01-01から1年間の記事一覧

「謝ったら死ぬ病」と人は言うけれど

ずっと前から、特にネットの世界で炎上事件が起こるたびに言われる言葉に「謝ったら死ぬ病」というものがあります。この言葉が趣味悪すぎるなら、「早く誤りを認めて謝罪した方が傷が浅いのに」とか「なんでこの人は謝れないんだろう」とか色々バリエーショ…

ChatGPTで日本語プログラミング(本当)をやってみた

さて、相変わらずChatGPTにハマっておりますが、ふと思いついたアイデアがあります。どうも、ChatGPT君はプログラミング言語「そのもの」の普遍的な理解があるのではと思えてきたので、それを考えると自然言語をプログラムとして解釈させることも可能な気が…

ChatGPTはプログラミング言語マスター(語弊ありまくり)

皆さんおはようございます。見ている人は見ていたかもしれませんが、昨夜はかなり遅くまで巷で話題沸騰のChatGPTによくわからんクエリを投げて、その結果をみてげらげら笑っていました。特に存在しないプログラミング言語であり「ScalaにHaskellと同じ型推論…

Kyoto.Mokumoku Vol.3開催しました

開催したのが9月14日(水)なので、半月以上経ってから書くのもどうかと思うのですが、こういうのはやっぱり書き留めておくのが重要ですよね、ということで。 BonBon株式会社様のオフィスをお借りして開催している、京都でのもくもく会イベント「Kyoto.Mokum…

Kyoto.Mokumoku Vol.1開催しました

新型コロナ禍による自粛もだいぶ緩和されてきた昨今、リモートワーク続きで人と会えてないなあ……などと思いながらいつものように三条通りを散歩していた時でした。 副業のプログラミング教育でTypeScriptを教えている 荘子万能さんにばったりローソンに遭遇…

Play Frameworkに寄付始めました

こういうのは個人でやるなら黙ってやる方がカッケーみたいな美学がないこともないですが、私のブログでも多少なりとも見てくれている人がいて、それをきっかけに支援したいプロジェクトに寄付をするきっかけにもなるかなと思い、あえて書いてみることにしま…

「第一回プログラミング教育について話し合う会」を3/25(金)に開催します

Twitterの@kmizuアカウントでも多少宣伝しましたが、こちらの方でも改めて。趣旨は opt.connpass.com に書いてある通りですが、お堅いことを言わずにプログラミングを教える、教えられる側の知見を持ち寄ることで楽しい集まりに出来ればと思っています。参加…

書籍のサンプルコードと違う言語で写経することの意義

こんばんは、みずしまです。最近は主に強化学習の勉強をしているのですが、読み進めていく過程で少し悩みの種がありました。それは、サンプルコードの扱いです。サンプルコードはPythonで書かれていて、実際に書き写すことが私にとって理解の助けになるのは…

動的型付き言語は素早くプロジェクトを立ち上げるのに向いており、静的型付き言語は長期間の保守にむいているという仮説

注:誤解されないように最初にこの記事の意図を書いておくと、古典的な静的型付き言語VS.動的型付き言語の論争をするつもりはありません。これまで色々なプロジェクトを観察(風聞も含む)して来たところ、そういう傾向があるのではないかという仮説です。そ…

人前である行動習慣を宣言することの効果

さて、先日、Twitterの使い方のマイルールを定めたわけですが、あれは別に凄い苦悩してたわけでもなくて、そもそも兼ねてから日常で「つい」Twitterに手が伸びてしまいがちな自分の習慣を是正しようと思っての荒療治という側面がありました。健康に悪いとわ…

私は(もはや)国内Scalaコミュニティの偉い人ではありません

このことはいい加減はっきり書いておかないとなあということで、ちょっと記事にしてみることにしました。 もちろん、英語圏のScalaコミュニティで私が強い影響力を持ったことはそもそもありません(日本でそれに一番ふさわしいのは@xuwei_kさんだと思います…

Scratchで再帰関数の実装とメモ化をやってみた

最近、初学者へのプログラミング教育というテーマについて取り組むことが増えて来たこともあって、ちょくちょくScratchを触ってます。Scratch、教育用途のプログラミング言語としてとってもよく出来ていますし、全世界のScratcher(?)と作品を共有できるよ…

Scalaの学習コストについての私見

※2022/01/25 17:10追記 以下のツイートが別に「Scalaが主眼でない」こと自体は承知しています。一般論として、Scalaに限らず言える技術選定の話ですよね。ただ、妙な方向への読解をちょくちょく見かけたので、それに乗っかる形で現状のScalaについて率直な感…

Qiita記事「エンジニアの"有害な振る舞い"への対処法」への強烈な違和感

最近、Qiitaで話題になってそこそこバズった(?)記事に、 qiita.com がありました。これ、最初は一読して凄いまともなことばかり書いているように見えましたが、一方で何か妙な違和感がありました。それは、私がいくつかの振る舞いについて思い当たりがあ…

「マウンティング」という言葉って使わない方がいい気がする

ブログやSNSなどの媒体で「マウンティング」という言葉がカジュアルに使われるようになって、何年くらい経ったでしょうか。皆さんご存じのように(?)霊長類が行う行動としての「マウンティング」という用語はそれ以前からずっとあったわけですが、インター…